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2016_02
28
(Sun)21:32

いつか見た夢を小説風に

こんばんは。Twitterで小説を書くときのどうでもいい情報を提供するというタグの中で、夢を参考にしているというお話をしました。

私はいつもカラーの臨場感あふれる夢を見ていまして、当事者として感情も感覚もかなり鮮明に感じています。なので、その記憶を創作のネタにしたり表現に使ったりしています。

今回はその話をした時に思い出した夢をせっかくなので文字にしてみました(かなり端折っていますが)。
オチも意味も無いものでもかまわない、という方だけ追記からどうぞ。








 ガラスの破片とともに白いカーテンがふわりと舞い上がる。その中に黒い影が混じるのを見た瞬間、ここに長く滞在し過ぎたと後悔した。カーテンが元の位置に戻るとそこにいたのは蛇のような顔をした黒いスーツの男だった。

 にらまれたと思ったら目の前に黒く光る銃口が現れる。

「死にたくなかったらおとなしくしていろ」

 男はいらだったようにそれだけを言い、一歩詰めてさらに銃口を近づけた。私との距離は30㎝といったところだ。

「撃つならさっさと撃てば?」

 私は男をにらみ返す。別の部屋にいる妹に気付かれないようにするには意識を私に向けておく必要があった。彼女だけはなんとかして逃がしたかった。

 男の眉間のしわがさらに深くなる。撃鉄を起こす音がした。

「あなたには撃てない」

 私は挑発するようにそう言うと、拳銃を払うように押しのけて玄関のほうへ向かった。

「止まれ。止まらなければ撃つ」

 追いかける男を無視して私はドアのノブに手をかける。

「おい」

 ドアを開けて外に出た瞬間、破裂するような音が聞こえ背中に異物を感じた。後から焼けるような痛みと血液が流れ出す感覚がやってきた。

 仕掛けられた爆弾が爆発したのだとわかった。あの時だ。数日前の出来事がよみがえる。後悔してももう遅かった。

 私は重くなった体を支えきれずにひざをつく。振り返ると拳銃を向けたままの男が立っていた。

「だから言ったんだ」

 男はため息交じりにつぶやく。

 知っていたの。だから撃たなかったの。

 どくどくと勢いよく血が流れていくのを感じる。息がうまくできない。世界が少しずつ色を失っていく。

 硬いコンクリートを頬に感じた。もう体が思うようにならなかった。涙がこぼれていく。怒りと痛みと苦しさに喘ぐ私を、男はだまったまま一歩も動かずに見つめていた。

 どうして、そんな顔をしているの。

 ふと心に疑問が落ちる。問おうとしても声は出ない。

 すべてが真っ黒になった。





夢の中の私は男の人を知っていました。彼は敵です。でも、彼は撃たないことはわかっていました。だから助かる自信があったのです。なので、自分が死ぬと思った時は悔しくて悲しくて仕方ありませんでした。自分の甘さに苛立ちました。

なんとも疲れる夢です。
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