2016_06
10
(Fri)00:18

twitterまとめ

こんばんは。

ああ、広告出てしまった……ということでtwitterで書いたもの2編載せます。
いただいたお題に対してそれぞれ140字×2で構成してます。

お題をいただいて書くというのは自分の世界が広がるようで楽しいです。修行にもなりますしね。この時も素敵なお題をいただいたので悩みつつもわくわくしながら書けました。

それでは追記からどうぞ。








「やみませんなあ」

「梅雨だからね」

彼女はぷぅと頬を膨らませて、窓に貼りついている。

「外見てても変わらないよ」

「うぅ……」

がっくりと肩を落とす。

大学生にもなって子供っぽい。僕はため息をついて、手元の雑誌に視線を戻した。

「えぃっ!」

しばらくして聞こえた彼女の声に視線を上げると、ガラスの向こうが明るくなっている。

彼女はそれをバックに驚く僕にピースをして見せる。軒先から落下する雫でやけにキラキラして見えた。

魔女かもしれない、馬鹿な考えが頭をよぎる。

「さ、お出かけしよ?」

彼女は不敵に笑った。



◆お題「五月雨」で






「これはね、食べられる宝石なの。食べると幸せになれるのよ」

母はそう言うと、一個を手に取ってわたしの口の中に入れる。

幼いわたしは口いっぱいに広がる甘さに飛び上がるほど驚いた。

「ほんとだ! おかあさんすごいね!」

母はふっと微笑むと、わたしの頭を撫でる。最高に幸せだった。

「まあ、冗談だったんだけどね」

あれからしばらくして宝石をざらざらと鍋に入れる母を見た時はショックだった。

「それ、あながち冗談でもないぞ」

目の前の男はニヤリと笑う。

「俺みたいな良い男と結婚できるのも幸せの宝石食べたおかげだろ」

不意を突かれた。

確かにそうかもね、お母さん。



◆お題「氷砂糖」で

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